益子焼はこんなに素敵!栃木県の焼き物 益子焼の特徴と魅力 益子焼の窯元 つかもと よしざわ窯 わかさま陶芸..

栃木県の焼き物 益子焼の魅力

伝統的なものから現代的なものまで数多くの陶芸作品を生み出してきた陶芸の里、栃木県益子町。益子焼の窯元 つかもと、よしざわ窯、わかさま陶芸.. こちらでは、人気の窯元とその作品、通販でも購入出来るモダンでお洒落なデザインの食器、お皿、お椀、丼、小鉢、酒器、茶器、花器、マグカップ等をご紹介します。

 

この投稿をInstagramで見る

 

daisukeinou(@daisukeinou)がシェアした投稿

daisukeinou
益子で手に入れたちょっと古めの益子焼の器、波のような山のような緑釉が美しい、実用にも適した八寸皿

正直今まであまり益子焼には興味は持っていなかったけど、現地を訪れ歴史や背景を知ると見え方が変わりました、暖かくなったらまた行ってみたい
#スリフトファインズ #thriftfinds
#うつわ #器 #pottery
#民藝 #民芸 #mingei #folkart #japanesefolkart
#益子焼 #mashikoyaki #mashikopottery

出典 Instagram

 

この投稿をInstagramで見る

 

つかもと|益子焼つかもと(tsukamoto)(@mashiko.tsukamoto)がシェアした投稿

mashiko.tsukamoto
ペルシャ紋皿

能登のスズキを直送して貰ったので、オリーブ油を塗りオープンで焼いてみました。

Persian crest plate

I had sea bass from Noto peninsula shipped directly to our house. I coated it with olive oil and grilled it in the oven.

#スズキ #旬の食材 #魚好き #料理好きな人と繋がりたい #ペルシャ紋 #焼き魚 #益子#益子焼#手仕事#器好き#うつわ#食器#陶芸#器 #器のある暮らし #器を楽しむ暮らし#つかもと#つかもと窯#益子焼つかもと#和モダン#伝統益子#ワビサビ#wabisabi #Japanesemodern
#Japanesetraditional#pottery#Japanesepottery#Japanculture#Mashiko#Craftsman

出典 Instagram

ボランくん
ボランくん

ねえねえ宗悦おじいさん、栃木県にはどんな焼き物があるの?

小柳宗悦
小柳宗悦

そうじゃな、栃木県の焼き物といえば益子焼。つかもと、よしざわ窯、わかさま陶芸などの窯元が素晴らしい作品を作っておる。それはそれは美しいものがたくさんあるから、ボランくんも感動することじゃろう!では、一緒に益子焼のこと、詳しく調べていこうかのお。

益子焼の歴史と特徴

民芸陶器の産地として有名になった益子町、華麗さや派手さはありませんが、渋い絵柄や色使いが最大の魅力。人間国宝、濱田庄司から受け継がれてきた、のびやかでぬくもりのある土肌の作品が現代にも息づいています。東京からも近いことから多くの観光客が訪れる益子町、モダンで素敵な作品が次々と生み出されています。

益子焼は江戸時代末期、笠間で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まると言われます。以来、優れた陶土を産出すること、大市場東京に近いことから、鉢、水がめ、土瓶など日用の道具の産地として発展をとげます。

現在、窯元は約250、陶器店は50。若手からベテランまでここに窯を構える陶芸家も多く、その作風は多種多様です。春と秋には陶器市が開かれます。

用の美
1924年、濱田庄司がこの地に移住し、「用の美」に着目した柳宗悦らと共に 民芸運動を推めるかたわら、地元の工人たちに大きな影響を与え、益子焼は 「芸術品」としての側面も、もつようになります。

濱田庄司

民芸運動を推進した陶芸家。
「京都で道をみつけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」 と書き残す。
1955年第1回無形文化財保持者に指定される。
1968年文化勲章受賞。

出典  益子町観光協会公式サイト

益子焼の窯元 つかもと

「土鍋ご飯をもっと手軽に簡単に」をテーマに、ご家庭でいつでも美味しい土鍋ご飯を食べていただきたいという想いで開発されたkamacco。

コンパクトで簡単にご飯が炊けます!

#Kamacco
#土鍋
#ご飯
#🍚
#簡単料理
#益子
#益子焼
#器好き
#うつわ
#食器
#和食器
#陶器
#陶芸
#器
#器のある暮らし
#器を楽しむ暮らし
#つかもと
#益子焼つかもと
#和モダン

出典 Instagram

Plain series
飾りたてず、素朴な土の風合いが楽しめるシリーズです。気取らない普段の食卓にも温かみをプラスしてくれます。
どんな料理でも使いやすく、つい手に取ってしまう器です。

This is a series where you can enjoy the simple texture of the clay. They add warmth to an ordinary, unpretentious dinner table.

They are easy to use with any kind of food, and you can’t help but pick them up.

#スープボウル
#plain
#和食器
#食器
#益子
#益子焼
#器好き
#うつわ
#食器
#陶芸
#器
#器のある暮らし
#器を楽しむ暮らし
#つかもと
#益子焼つかもと
#和モダン
#伝統益子
#ワビサビ

出典 Instagram

益子伝統釉_パン皿
平らな面が広いプレートタイプの中皿は、食パンなど朝食用のプレートとしてお使い頂けるサイズです。パンの他にもパスタやスイーツ、フルーツを盛り付けるプレートにもお勧めです。

#プレート#お皿#パン#食パン#益子#益子焼#手仕事#器好き#うつわ#食器#陶芸#器 #器のある暮らし #器を楽しむ暮らし#つかもと#つかもと窯#益子焼つかもと#和モダン#伝統益子#ワビサビ

出典 Instagram

益子産の黄金ときめきバナナを使ってバナナケーキを作ってみました🍌黄金ときめきバナナは通常のバナナの2倍の大きさがあり、ずっしり重たいです!

益子は陶器だけでなくバナナも生産できるんです!🌴😲

ケーキの材料は、黄金ときめきバナナ、卵とパーケーキミックスのみで、とても簡単です😊仕上げに私はバナナのスライスと胡桃を載せました!175度に設定したオーブンで約35分、こんがり焼けました!

黄金ときめきバナナの甘みでとても美味しくできますよ。✨

#黄金ときめきバナナ #バナナケーキ
#バナナ #🍌 #ケーキ #益子焼 #益子焼つかもと #うつわ #うつわ好きな人と繋がりたい #器のある暮らし #料理好きな人と繋がりたい #陶器 #コーヒーカップ #ティータイム

出典 Instagram

益子伝統釉シリーズ
同じ色合いで揃えてみても素敵です🌿
Mashiko Traditional Glaze Series
It’s also nice to have them in the same colors 🌿
#コーヒーカップ#カップ#皿#お皿#益子#益子焼#手仕事#器好き#うつわ#食器#陶芸#器 #器のある暮らし #器を楽しむ暮らし#つかもと#つかもと窯#益子焼つかもと#和モダン#伝統益子#ワビサビ

出典 Instagram

益子焼の窯元 つかもとの特徴

初代塚本利平がここ益子深田の地に塚本窯を創業して150年余。
当社は益子焼の文化と魅力を世の中に発信し、次代により良い形で継承していけるよう、益子焼の未来を作ってまいります。
伝統と進取の精神を大切に、日本、そして海外のお客様にも益子焼を楽しんでいただけるよう、魅力ある益子焼を研究し、提供して行く所存です。これからも謙虚さを忘れず、お客様や地域の皆様と共に歩みながら、200年、300年と成長していく企業を目指してまいります。

本館では広々としたスペースにマグカップ、湯呑、花器や食器など日用食器を中心に多数お取り扱いしています。窯元が自信を持っておすすめするご自宅用の器から贈答・お土産品までお買い物をお楽しみ下さい。

つかもと窯は1864年創業と150年以上の歴史を持つ窯元で、益子最大の窯元とも呼ばれます。

益子焼が民芸品に転換した後も苦しい経営を余儀なくされていたころ、つかもとでは信越線横川駅で販売される駅弁「峠の釜めし」の容器製造を請け負いました。

次第に峠の釜めしの需要が大きくなり自社製造だけでは補いきれなくなり、20軒ほどの他の窯元に発注します。

これが益子焼業界全体の経営安定につながっていきました。
現在もつかもとでは峠の釜めしの容器を製造しています。

つかもとは「時代に合わせた商品をつくる」という思いで製品づくりに取り組んでいます。

お一人様向けの土鍋というコンセプトの元、開発された『kamacco』1号炊きは、その姿勢がわかる商品です。

益子町にある本社は益子駅から車で7分ほど。

自然に囲まれた広大な敷地には窯工場のほかギャラリー、体験工房、お食事もあり「見る・買う・遊ぶ・食べる」を楽しむことができます。

益子に行くときにはまずは足を運んでみたい窯元です。

出典 つかもと公式サイト おうちで楽しむ陶器市 うちる公式サイト

住所:栃木県芳賀郡益子町益子 4264
お問い合わせ:0285-72-3223

通販でお取り寄せ出来るつかもとの益子焼

つかもとの益子焼を楽天市場で探す

つかもとの益子焼を楽天市場で探す

つかもとの益子焼をヤフーショッピングで探す







よしざわ窯

毎日の食卓に欠かせないものといえば、ご飯!せっかくならお気に入りの飯碗で楽しみたいですよね。
よしざわ窯では様々な形や柄の飯碗をご用意しています。

器の表面を削って作る稜線模様「鎬(しのぎ)」を斜めに入れた「大きなしのぎ飯碗 斜」と、ゆるやかにカーブした「大きなしのぎ飯碗 曲」は和も洋もやさしく受けとめてくれる飯碗です。
日本に古くから伝わる伝統模様が、日本の主食「お米」と調和して、ごはんを美味しそうに見せてくれます。
少し大きめなサイズなので、炊き込みご飯や混ぜご飯にも活躍しそうです。

4種類の可愛らしい動物が描かれた「森の飯碗」は大・小、2サイズ展開なのでご夫婦や親子などペアでお使いいただくのもおすすめです。

ぜひ、日常に馴染むとっておきの飯碗を選んでみてください。

#よしざわ窯 #器 #うつわ好き #器好き #器並べ部 #飯碗 #ごはん茶碗

出典 Instagram

コロンと可愛いまるカップや、背が低めで飲み物が飲みやすい平マグ。
大人っぽくかっこいい雰囲気のカップに、動物や植物が描かれた可愛らしいカップなどなど・・・。

よしざわ窯では様々な形や柄のカップをご用意しています。

カップたちはどんな食卓にも馴染み、一日を通してたくさんの場面で活躍してくれます。
例えば、朝食にはヨーグルトやフルーツ、グラノーラを入れて爽やかに。
昼食には、コーンスープや具沢山ミネストローネを入れてスープカップとして。
夕食にはポテトサラダやかぼちゃの煮物などおかずを盛る小鉢として。

今日はどんな使い方をしようかな、と考えるだけでワクワクしてきます。
ぜひ、ご自身に似合うカップを見つけてみてください!

#よしざわ窯 #器 #うつわ好き #器好き #器並べ部 #マグカップ #フリーカップ

出典 Instagram

よしざわ窯の特徴

益子焼の小さな窯元、よしざわ窯が作ったオリジナルデザインの器。
女性目線のやさしさと可愛らしさに溢れています。
花をモチーフに凹凸で立体的に表現したお皿は、手にしたときのぽってりした厚みが魅力的。
テーブルをさりげなく華やかにしてくれて美しく料理を引き立てるので、お食事のお皿やお取皿としてはもちろん、飾り皿としてお部屋のインテリアに使用しても素敵です。

出典 楽天市場

通販で購入出来るよしざわ窯の益子焼

#よしざわ窯 #器 #陶器 #益子焼 #うつわ好き #器好き #器並べ部 #魚 #りんご #落花生 #cheese #チーズ #黒 #黄色

出典 Instagram

通販で購入出来るよしざわ窯の益子焼

わかさま陶芸

わかさま陶芸ロングセラー商品!シャビーターコイズ 朝顔鉢

サイズや違う角度からも見たい方は投稿をタップ☝
美味しそうな盛り付け例も紹介しています😋

和食にも洋食にも合うシンプルデザインが魅力。
爽やかなターコイズブルーが食卓を華やかに彩ります✨

中サイズ▶︎
サラダ、うどん、冷やし中華などの盛り付けに🥗
小サイズ▶︎
小鉢料理、スープ、ヨーグルトなど幅広いメニューに🥣

わかさま陶芸は手作りの温かみにこだわった益子焼の窯元です🏺

#益子焼 #わかさま陶芸 #若林健吾
#陶器 #器 #器好き #器のある暮らし
#器集め #おうちカフェ #食洗機対応

出典 Instagram

益子焼の大きめマグ🧊スクエアマグカップ

サイズや違う角度からも見たい方は投稿をタップ☝
美味しそうな盛り付け例も紹介しています😋

ゆっくりしたい休日にぴったりな、
大きめサイズのマグカップです。
ミルクたっぷりのカフェオレや、
具沢山のスープなどにぴったり☕️

シックな風合いが魅力のシャビーターコイズ🦋
アイボリーがかった色合いがやさしい印象のkinari‎🦢

わかさま陶芸は手作りの温かみにこだわった益子焼の窯元です🏺

#益子焼 #わかさま陶芸 #若林健吾
#陶器 #器 #器好き #器のある暮らし
#器集め #おうちカフェ #食洗機対応

出典 Instagram

シャビーターコイズ バット。
目をひく四角い形。

ターコイズブルーの器は黄色や赤など、食材の素材の色をキレイに魅せます。

盛り付けを考えなくても、お料理をのせただけで、美しく見えるのが嬉しいですね♪

#わかさま陶芸
#益子焼き
#若林健吾
#青い器 #四角い器 #四角 #スクエア
#ターコイズブルー #青
#盛り付け #簡単 #キレイ
#美しい
#mashiko #ceramic

出典 Instagram

わかさま陶芸の特徴

素材の良さを引き出してこそ良い物が出来る。
縄文時代と変わらない作業工程をして、土に大きな愛を入れていく。
出来るまでの時間の長さと手をかけた物だけが良いものとなり
息吹を感じる陶器が出来上がる。
自然な陶器を身の回りに置くと心が癒やされる感覚になる。
1つ1つが大自然の力を借りながらの手作業の工程となる。
見て心地良し。置いて心地良し。使用して心地良し。
現代社会に足りないものを補えるような気持ちで
1つずつ和食器を毎日作り出しています。

出典 わかさま陶芸公式サイト

住所:栃木県芳賀郡益子町七井中央 20-5
​​​お問い合わせ:0285-72-8617

通販で購入出来るわかさま陶芸の益子焼

益子焼を楽天市場で探す

益子焼をアマゾンで探す

益子焼をヤフーショッピングで探す

焼き物のこと、もっと知りたい!

やきものの素材

陶器

吸水性のある粘土質の素土に釉薬を施し、磁器よりも低い1100~1200度で焼かれたものです。不透光性で、貫入などの手づくりの良さが出やすく、ぬくもりのある器。素焼きした後、下絵付け、施釉、本焼きで完成します。益子、有馬、笠間、織部、志野、薩摩、唐津、萩焼など、全国のいたるところで焼かれ、それぞれに特徴ある手法で作られています。扱いにはとくに神経質になる必要はありませんが、やわらかい質の器は、洗った後で陰干ししたほうがいいでしょう。磁器に比べ厚みがあり、温かみのある素朴な風合いがあります。

磁器

土ものと呼ばれる陶器や土器に対して、こちらは石ものと言われます。原料は、石の粉に粘土や石英などを混ぜた陶石。素土が白く、吸水性がなく、光にかざすと透けるやきもので、1300度前後の高温で焼くため、高度の技術を要するやきものです。また、端正な形に色絵が施され、製作には最も手数がかかります。吸水性がない上釉薬をかけているので、永く使っても汚れや臭いがつきにくく、薄手ですが、陶器より硬くて耐久性もあるため、日常の器として最適です。有田焼、伊万里焼、九谷焼、信楽焼、清水焼、瀬戸焼、美濃焼、砥部焼などがあります。

炻器

吸水性のない素土に釉薬のかかっていない(ごくまれにかける場合もある)、焼きしめと呼ばれるやきものです。炻器の『炻』とは、実際には漢字辞典になかった文字で、明治40年頃の造語、ストーンウェアという英語の当て字。石のように硬いやきもの、という意味です。アルカリや鉄などの高温で、長時間かけて焼かれます。吸水性がない素土ということが陶器と異なります。備前焼、常滑焼、信楽焼、萬古焼、伊賀焼などがあり、その地方ならではの土の持ち味をいかし、独自の焼き方を開発しています。

土器

粘土を原料として、無釉、素焼きで700~800度の低温で焼成されたものです。もろくて水漏れするため食器に向きませんが、植木鉢や焙烙として使われています。最も原始的なやきもので、歴史が古く、日本でも1万年以上前の縄文土器が始まりと言われ、4つのやきものの中では、一番単純な製作過程で作られています。それまで、貝殻や竹筒などの自然の器を利用していた人間たち。粘土を使って、人工の器を形作って焼くということは、人類が科学に目覚めた第一歩と言えるかもしれません。こうして土器は、煮炊き用品からいろいろな用途を持つものへと急速に展開していきます。

出典 「陶器の日」事業4団体協議会公式サイト

やきものの扱い方

新しい器を使うとき

糸底の処理

器の高台(糸底)は、ふつう釉薬がかかっていないため、台や膳を傷つけてしまう恐れがあります。多くは処理をしてから販売されていますが、処理をしていない場合には、紙やすりで高台を削り、滑らかにしてから使用しましょう。最初は粗い紙やすりを使い、細かい目のものでていねいに仕上げましょう。

陶器は使い始めに番茶で煮る

陶器は使い始めるときに、番茶で煮ると丈夫になるといわれます。鍋にいっぱいの水を満たし、ほうじた番茶を入れ、陶器を沈めます。一時間ほどことこと煮て、そのまま冷ましてから洗います。備前や信楽などの陶器は締まって丈夫になりますが、楽の場合だけは柔らかくなり痛むので気をつけましょう。

使い終わったら

洗い方

なるべく洗剤は使わずお湯でていねいに洗うことがのぞましいのですが、脂っこい料理などでは中性洗剤を薄めて、柔らかい布巾かスポンジでさっと洗い、よくゆすぎましょう。クレンザーは器を傷つけるので使わないこと。手垢のつきやすい外側や糸底までていねいに洗い、つねに清潔をこころがけましょう。

盛り付け前の工夫

盛り付ける前に水を張る

冷たい料理を盛り付けるときは、三十分ぐらい前から器に氷水を張っておきます。冷たい料理を冷たいままで出すこと以上に、料理の匂いが器に移らないためのこころづかいです。乾いた器に魚の切り身などを置くと生臭さが落ちませんが、こうしておくと水がガードしてくれます。

温かい料理を盛るときは、五十度ぐらいのお湯を張って、器をあたためながら水をしみこませておきましょう。陶器や貫入の入ったものなどはとくに注意が必要です。

収納の方法

重ねて収納するとき

青磁や白磁などの傷がつきやすい器や絵付けされている器などを収納するときは、さらしなどを小さく切った小布かやわらかい紙を器の間に挟んで重ねます。あまりたくさん重ねずに、五客ほどにします。

出典 「陶器の日」事業4団体協議会公式サイト

焼き物用語

赤絵 [あかえ]
赤色を主調とした多彩の絵模様陶器。本焼きした陶器の釉の上に、赤・緑・黄・紫・青などの上絵具で文様を描き、専用の上絵窯で焼きつける。上絵、または色絵ともいう。

一閑人 [いっかんじん]
皿・鉢・盃などの口造りの一端に人形がついている物。閑人(かんじん)が井戸を覗いているようなのでこの名がある。中国明時代(1368~1644年)の青磁や染付磁器によくみられる装飾で、両側に人形があるものは二閑人という。

糸切り [いときり]
回転する轆轤(ろくろ)から器物を切り離すとき、撚糸(ねんし)で引き切る事。またはそのようにして切り取った高台部の事。底部が糸の回転によって渦巻き文となる。

糸底 [いとぞこ]
轆轤(ろくろ)成形の際、糸で底を切り離した焼き物の底の事。本来は糸切りした底を指す名称だったが、糸切りの痕の見えないもの、さらに焼き物の底全てを指すようになった。糸尻ともいう。

伊羅保 [いらほ]
朝鮮半島で作られた高麗茶碗の一種。鉄分の小砂まじりの荒い土に薄い釉薬がかかり、肌が焦げてイライラ、イボイボした感じがするのでこの名が起こったといわれる。江戸時代(1603~1867年)初期に我が国の注文に応じて作られた所謂御本茶碗が多い。

御庭焼 [おにわやき]
江戸時代、諸藩主の中には、御用窯をつくって焼成させる例が多かったが、とくに城内や邸内に築用し、より好事的になったものを”御庭焼”と称する。有名なものに、紀州偕楽園焼、尾張御深井焼、水戸後楽園焼、備前後楽園焼などがある。

掛け分け [かけわけ]
2種類以上の色釉を分けて掛け流す施釉(せゆう)方法。

重ね焼 [かさねやき]
器物をいくつも重ねて焼成すること。その際、器物の溶着を防ぐために目砂や貝をはさむ。それが目跡となって器に残る。

片口 [かたくち]
台所用具の調理用具の一種で、鉢の一方に注ぎ口がついている物。油・酒・醤油などを口の小さな容器に移し替える時に用いられる。塗りものや焼き物で作られ、向付や鉢として使われることも多い。

兜鉢・甲鉢 [かぶとばち]
兜の鉢(頭を入れる部分)に似た形をした鉢。反りをもった大きな縁があり、伏せると兜の形に似ているのでこの名がある。

皮鯨 [かわくじら]
茶碗や皿の縁に鉄釉を掛けて焼くと、茶褐色に焼き上がる。その色が鯨の皮身に似ているところからつけられた名称。唐津にその遺品が多い。

貫入 [かんにゅう]
釉面にあらわれたヒビの事。素地(きじ)と釉薬の収縮率の違いから生じる。ヒビが大きいものを氷裂(ひょうれつ)文、細かいヒビがたくさん集まっているものを魚子(ぎょし)文という。貫入は欠点とされることもあるが、意図的に文様化したものもある。

砧青磁 [きぬたいせいじ]
我が国の茶人による中国青磁三分類の一つ。中国南宋時代(1127~1279年)に龍泉窯で焼かれた粉青色の青磁で、最も上手の美しい青磁として珍重された。

切高台 [きりこうだい]
高台の一部が1~数ヶ所切り込まれているものをいう。背の高い高台に見うけられ、江戸時代(1603~1867年)中期以降の萩茶碗や高麗茶碗などの一部にこの手法がある。

金彩 [きんさい]
金で上絵付けをした焼き物。金と他の合金を混ぜたもので彩画し、通常の上絵付けよりもさらに低い温度で焼き付ける。

錦彩 [きんさい]
赤・緑・紫・黄・藍などの色絵の上にさらに金彩を彩色したもの。

金つぎ [きんつぎ]
破損した陶磁器を漆を使ってつくろい、その表面を金で覆うこと。一見すると金でついだように見える。

釣(均)窯 [きんよう]
中国宋時代(960~1279年)の河南省の名窯の一つ。青磁釉が白濁した、ラベンダー彩が特徴。

沓型 [くつがた]
口縁部に不規則な狭まりがあるもの。茶碗や鉢によく見られ、口縁部の下に一段くびれがあるのが普通である。蹴鞠に用いられる沓に似ているところからつけられた名称。

くらわんか茶碗 [くわらんかぢゃわん]
江戸時代(1603~1867年)中期以降、淀川を往来する船客に酒食を売った「くらわんか船」の商人たちが用いた厚手の染付茶碗。ほとんどが末期伊万里染付の下手(げて)な作品だった。船の揺れで倒れないように高台が重い。

建水 [けんすい]
茶湯点前の時、茶碗をすすいだ湯や水を捨てる器のこと。水こぼしともいう。

香合 [こうごう]
香料を入れる蓋ときの器のこと。茶事では炉の炭手前に使用される。漆器、陶磁器など色々ある。珍味入れの容器などに転用されたりもする。

高台 [こうだい]
茶碗、鉢、椀などの足の部分にあたる基台のこと。輪高台、切高台など様々ある。糸底、糸尻ともいい、光台、香台とも書く。

高麗青磁 [こうらいせいじ]
朝鮮の高麗時代に焼かれ、高麗朝滅亡とともに衰退した優れて美しい青磁。中国の宋の政治の影響のもとに発展したが、朝鮮独特の味わいの深いものとなっている。青磁釉の下に白土や黒い土を象嵌して焼いた”象嵌青磁”、また、酸化銅を配し辰砂の紅を発色させたもの、釉下に鉄で絵を描いた”鉄絵青磁”などがある。

香炉 [こうろ]
中に灰を入れて香をたくのに用いる容器。中国、朝鮮、日本で多く作られ、陶製、銅製などの色々な形がある。元来は仏具だったが茶道や香道などで用いられる。

五彩 [ごさい]
中国明代(1368~1644年)に完成した上絵付けのこと。日本では赤絵または色絵という。

呉須 [ごす]
酸化コバルトを含んだ鉱物の名で、染付の顔料。中国では青花とか青華ともいう。呉州とも書き、広い意味で顔料や絵具全般を指すこともある。さらに呉須手とよばれる粗雑な染付磁器を指すこともある。

コバルト [こばると]
青めの着色剤として広く用いられる。染め付けなどに用いる呉須は、天然コバルトのことである。コバルトの八食の優劣により、作品の良し悪しが決まるので、様々にコバルトの種類を選び、混ぜものなどをして研究している。

御本手 [ごほんで]
桃山時代から江戸時代(1573~1867年)にかけて、我が国から朝鮮に御本手を示して釜山(ぷさん)あたりで作られた茶碗のこと。御本ともいう。これらの茶碗には、胎土の成分から淡い紅色の斑点があらわれることが多く、この斑点を御本と呼ぶこともある。

錆絵 [さびえ]
鉄絵のこと。京焼でいう。鉄釉で下絵付けしたもので、黒ないし褐色に発色する。

三彩 [さんさい]
素地(きじ)に直接、緑・茶・白・藍などの低火度釉をかけて焼いた軟陶。必ずしも3色とは限らず、2~4色のものが多い。中国では唐三彩、二本では奈良三彩が有名である。五彩と違い赤の絵具や青の下絵はない。

喰籠 [じきろう]
食物を盛って出す、大ぶりで平たい蓋つきの器物。円形や角形のものがあり、重層になっているものもある。売るしや竹製品にも見られるが伊万里焼など陶磁器にも多い。

しのぎ [しのぎ]
素地(きじ)の装飾技法の一つ。口作りから胴。腰にいたるまでを、ヘラで縦にえぐるように削ったもの。境目の稜線を際立たせ、これを文様とする。

青白磁 [せいはくじ]
白磁土の上に、青磁と同じように、少量の鉄分を含む灰釉を掛けて青く発色させたもの。白磁の一種。影青(いんちん)ともいう。

瀬戸黒 [せとぐろ]
瀬戸黒茶碗のこと。鉄釉を掛けた茶碗を焼成中の窯から引き出して、急冷させることによって黒色にすること。引出窯(ひきだしぐろ)ともいう。

濃み・ダミ [だみ]
染付彩色の技法の一つ。輪郭で線描きしたあと、太い筆でその内側に呉須をむらなく塗ること。

貼花 [ちょうか]
貼付文様のこと。胎土と同じ土で草花などの文様を作り、これを貼りつけてから釉を掛けて文様としたもの。「てんか」は慣用読み。

手鉢 [てばち]
丈夫に弧状の取手がついている鉢。焼き物などの料理を盛る他、菓子器として用いられる。万一の破損を考えての心がけとして、通常は手を持たないことになっている。

天龍寺青磁 [てんりゅじせいじ]
中国元時代(1271~1368年)から明時代(1368~1644年)初期にかけて龍泉窯で作られた青磁。濃い黄緑色で、大型の花瓶や皿が多い。

豆(闘)彩 [とうさい]
染付で骨描したあと、赤・緑・黄・紫などを彩色したもの。中国明成化時代(1465~87年)に創立され、清の雍正時代(1722~36年)に闘彩の名に相応しい色彩美を展開した。

飛青磁 [とびせいじ]
鉄釉による斑文がところどころにある青磁。中国の元~明時代(1171~1644年)にかけて龍泉窯で焼かれた。

銅鑼(羅)鉢・鉦鉢 [どらばち]
縁が切り立った平鉢で銅鑼のような形をしている。黄瀬戸の銅鑼鉢がよく知られている。

トルコ青 [とるこあお]
トルコ玉のような美しい青色を出す釉で、トルコ青釉、トルコ玉釉ともいう。エジプト、ペルシアの陶器に古くから盛んに盛いられた。

生掛け [なまがけ]
素焼きする前の素地(きじ)に釉薬を掛けて本焼きすること。通常は素焼き後に釉薬を掛ける。

濁し手 [にごしで]
柿右衛門の磁器に見られる米のとぎ汁のような乳白色の素地(きじ)のこと。普通の磁質には青みがある。

二重高台 [にじゅうこうだい]
高台の畳付の部分に一本の溝が彫ってあり、高台の内側にもう一つ高台があるかのように見えるもの。

灰被 [はいかつぎ・はいかむり]
窯変した天目茶碗の一種で、灰を被ったような鼠色に変色したもののこと。灰被天目ともいう。

馬上盃 [ばじょうはい]
脚部を手で握れるほどに高くした盃のことで、小向に使われることもある。馬上盞(さん)ともいう。この名の由来は、馬に乗ったまま酒を飲むのに適しているからとも、腰が高くて馬上にいるようだからともいわれる。

万暦赤絵 [ばんれきあかえ]
中国明(1368~1644年)末期の万暦窯で作られた華麗な五彩のこと。濃密な青花と五彩によってぎっしりと文様が描き込まれている。

緋(火)色 [ひいろ]
素地(きじ)中の鉄分が酸化して、ほの赤く発色してできた斑文。偶然にできるものと人工的につくられるものがある。

火(緋)襷 [ひだすき]
無釉の陶器の焼成中に、藁灰(わらばい)が掛かったところが赤褐色に窯変したもの。近年は藁を巻きつけるなどして、人工的に作られることも多く、備前焼によく見られる。

ピンホール [ぴんほーる]
釉の表面に小さな孔が針の先でつついたように出来たもの。釉中の成分が焼成中にガス化し、これが出た跡。また、器面に埃が付着したままの状態で施釉したときにも出る。このほか、色々な原因が考えられる。

袋物 [ふくろもの]
壷などの、袋状になって、内部に空間のある形をもった焼き物を指す。

フリット [ふりっと]
1200度以下の低温で焼くために、釉薬中に混入する釉材料。「白玉」ともいい、鉛白玉、無鉛白玉とがある。

伏せ焼き [ふせやき]
焼き物の口辺りを下にして焼くこと。器物の内面の汚れを防ぎ、歪みが少ない。

弁柄 [べんがら]
「紅柄(べにがら)」とも呼ぶ。酸化鉄の絵具。下絵付、上絵付に用いる。還元焼きで茶色から赤っぽい色に発色し、酸化焼成では黒くなる。インドのベンガルから転じた言葉。

窓絵 [まどえ]
焼き物の一部を釉で窓のように区切り、その中に山水、花鳥などの絵を描くこと。窓の形は丸、菱形、扇形などいろいろある。

見込み [みこみ]
茶碗や鉢の内側のこと。内側全体を指す場合と内側の正面または中央の底面を指す場合がある。見込みの作風は鑑賞の上で重要となる。

三島 [みしま]
象嵌(ぞうがん)の一種で、白釉で細かい文様がある焼き物。朝鮮李朝時代前期に焼成された。名称の由来は、静岡県三島神社から発行されていた暦の仮名文字に似ているところから付けられたとされているが、「三島」が朝鮮を指す言葉だという説もある。

水指 [みずさし]
茶具の一つで、席中に置き、窯に補給する水や茶碗をすすぐ水を入れておく容器。木製や金属製のものもあるが陶磁器が一般的である。同じ材料で作られた蓋(共蓋)がない場合は黒売るし塗りの蓋を使う。

麦藁手 [むぎわらで]
茶碗などの文様で、縦に細い線を何本も引いたもの。麦藁を連想させることからこの名がある。似たものに木賊(とくさ)文、千筋(せんすじ)がある。

虫食(喰)い [むしくい]
器の口辺部の釉薬が胎土に融着しないで、部分的に剥がれ落ちて素地(きじ)土が見えるもの。古染付などにみられる。

銘印 [めいいん]
器物につけられた作者または窯の印。印を押しつけるかわりに、ヘラなどで彫った銘や染付・色釉で書いた銘もある。

面取 [めんとり]
丸く成形した器の曲面をヘラなどで削り取り、多面体にすること。または直角の角を斜めに軽く削り取ること。

木瓜形 [もっこうがた]
器の形の一つ。紋所の木瓜のように楕円の四隅が内側に窪んでいる形。あこだ形、四方入隅(角)形ともいう。

焼締 [やきしめ]
信楽や備前など、釉薬を掛けずに、陶土をただ焼いただけのものをいう。高火度で長時間焼くため、土中の鉄分が赤く発色することが多い。

釉裏金彩 [ゆうりきんさい]
普通の金彩が釉の上に金を貼りつけるのに対して、金粉や金箔の上に透明な低火度釉を掛けて焼きつけたもの。絵の調子が柔らかく見え、また、金が剥がれにくい。

釉薬 [ゆうやく]
釉(うわぐすり)と同じ。

油滴天目 [ゆてきてんもく]
天目茶碗の一種。黒い釉面に金色や銀色の細かい斑点が出て、ちょうど水に浮く油滴のように見えるもの。

窯変 [ようへん]
窯の中で変化が起こり、形や色調に予期しない表情や色が出ること。技術・研究の進歩に伴い、現在では意識的に作れるようになった。

曜変天目 [ようへんてんもく]
天目茶碗の一種。黒釉の地に、銀白色で周囲に青みを含んで輝く丸い大小の斑点が、群をなして浮かび上がり、さらにその周辺に虹色の光彩が妖しく取り巻く。原因は不明で、世界中で日本に四点伝世するのみである。

四方 [よほう]
四角の器。

ラスター彩 [らすたーさい]
白地の上に、金・銀・銅を発色剤とする顔料で文様を描いたもの。光の具合によって黄金を含んだ虹色に輝く。イスラムの代表的な装飾技法。ラスターとはきらめきのこと。

輪花 [りんか]
皿や鉢などの縁に規則的な切り込みや凹凸があり、口造り全体が花形になっているもの。

瑠璃釉 [るりゆう]
酸化コバルトを着色剤とした青色の釉薬。器物全体に掛けた場合にこういう。主として磁器に用いられる。

蝋抜き [ろうぬき]
乾いた素地(きじ)に溶けた蝋で文様を描き、そのあと全面に釉を掛けたもの。蝋の部分だけ釉をはじいて抜文となる。

六古窯 [ろくこよう]
鎌倉時代以前より継続している古い窯を古窯の代表的なものとするが、その中でも後世大きな産地となった瀬戸・常滑・越後・丹波・備前・信楽の六つの窯を指す慣用語。

割山椒 [わりざんしょう]
山椒の実が熟して割れ開いたような小鉢のこと。独特の形状のおもしろさから秋の向付としてよく用いられ、三方の割れが深いものほど喜ばれる。

出典 「陶器の日」事業4団体協議会公式サイト

日本全国の焼き物

福島県の焼き物 会津本郷焼

栃木県の焼き物 益子焼

茨城県の焼き物 笠間焼

愛知県の焼き物 瀬戸焼

愛知県の焼き物 常滑焼

石川県の焼き物 九谷焼

三重県の焼き物 伊賀焼

岐阜県の焼き物 美濃焼

滋賀県の焼き物 信楽焼

京都府の焼き物 京焼、清水焼

福井県の焼き物 越前焼

兵庫県の焼き物 丹波焼

岡山県の焼き物 備前焼

山口県の焼き物 萩焼

愛媛県の焼き物 砥部焼

佐賀県の焼き物 有田焼

佐賀県の焼き物 伊万里焼

佐賀県の焼き物 唐津焼

長崎県の焼き物 波佐見焼

鹿児島県の焼き物 薩摩焼

沖縄県の焼き物 やちむん

タイトルとURLをコピーしました