笠間焼の特徴と魅力! 江戸の庶民が使っていたお茶碗やお皿の産地 笠間焼の人気窯元 向山窯 東風舎 茨城県笠間市の焼き物

茨城県の焼き物 笠間焼の特徴と魅力!

笠間焼ってどんな焼き物なの?歴史は?種類は?技法は?有名な窯元は?こちらではそんな疑問にお答えします。茨城県の焼き物、笠間焼。その昔、江戸に近いことから益子と並ぶ大きな窯業産地となった茨城県笠間市。江戸の庶民が使っていたお茶碗やお皿はその多くが笠間焼でした。現在では若手からベテランまで多くの作家さんが集まって現代的で芸術的な陶器も製作されています。向山窯、東風舎などの窯元が有名です。

ボランくん
ボランくん

ねえねえ宗悦おじいさん、茨城県の笠間焼ってどんな焼き物なの?

小柳宗悦
小柳宗悦

特徴がないのが特徴、と言われてきた笠間焼じゃがそれも昔の話。現代では大勢の作家さんが移り住んで、芸術的で素敵な作品がたくさん生み出されているんじゃよ。それじゃあ、笠間焼について、一緒に詳しく調べてみようね。

茨城県の焼き物 笠間焼の特徴と魅力

笠間稲荷神社の門前通りにある、雑貨店&カフェ「 #LEMIDI 」。

店内には、笠間を中心とした20〜30人の作家さんの多彩なうつわが並びます。

茨城県笠間市笠間1357−2

笠間焼について

「特徴がないのが特徴」

一般的にこのように言われている笠間焼、江戸、東京に近いということで益子と並ぶ大きな窯業産地となった茨城県笠間市、必要に迫られて日用雑器を大量生産する機会を得て、様々な用途に対応する陶器を生産するようになったため、笠間焼の特徴を表現するにあたって、「特徴がないのが特徴」と呼ばれるようになりましたが、現在では若手からベテランまで多くの作家さんが集まって現代的で芸術的な陶器も製作されています。

笠間焼の歴史は江戸時代中期、安永年間(1772~1781年)から始まります。箱田村(現在の笠間市箱田)の久野半右衛門が、信楽の陶工・長右衛門の指導で焼き物を始め、窯を築いたとされています。後に、笠間藩の仕法窯として保護され、甕・摺り鉢などの日用雑器が作られた。幕末から明治時代にかけては江戸に近い利点から、大量生産をし技術者や従事者も飛躍的に多く増加しました。明治時代には特に厨房用粗陶品の産地として知られていました。しかし、終戦後、プラスティック製品などの流入などにより、人々の生活様式も大きく変化し、笠間焼の需要は減り、窯元は今まで経験したことのない危機に陥りました。
そのような中、県立窯業指導所や窯業団地、笠間焼協同組合などが設立され、官民一体となり試行錯誤の末、厨房用粗陶品から工芸陶器への転換を図りました。平成4年に伝統的工芸品に指定され、近年では、古い歴史に育まれてきた伝統に新たな技法が加わり、土鍋や陶板をはじめとする直火にかけられる耐熱調理器具「笠間火器」を開発し、土鍋や陶板など新たな商品を生み出しています。現在では、約300人の陶芸家や窯元がいる窯業産地となっています。

出典 笠間市公式サイト

Japanese Pottery – Kasamayaki – Ibaraki – JapanMade

笠間焼の窯元 向山窯

釉薬と土と、
影響し合う面白さ

同じ釉薬(うわぐすり)でも、土が違えば、全く違う色に出ます。

土の成分に影響を受け、

白が黒に、
アイボリーがグレイに、
黒が茶に、

なかなか面白い土と釉薬の関係性です。

出典 Instagram

凛としたポットたち
伝統工芸士のポット

たっぷりサイズのポット
口元が細目の仕上がりで、
凛とした佇まい。

取っ手の付け根の、釉が留まって溶けた艶
胴の部分の、釉が斑に溶けた景色

ポットの内側は、水分の影響を受けにくい釉薬を施釉し、使い勝手も良く、
内網までも、手造りで、

金属を通さず、まろやかなお茶を、

ゆったりと、落ち着いたお茶のひとときのお供に、

出典 Instagram

青の世界
同じ釉薬でも、

同じ釉薬でも、窯の中でどの場所に入っていたか、その時の窯の中に他には何が入っていたか、によって、発色が変わってくる事があります。
窯の中は、場所によって微妙に温度帯が違います。いつも一定ではなく、入れる器の種類によって変わることがあります。
同じ場所に、同じ釉薬の、同じ種類のものを入れても、全く同じには焼き上がりません。
全てが手造りであるために起こる事です。だからこそ、手造りの器は1つとして同じものが無いとも言えます。

たった1つのうつわ達
それぞれに良い味わいです。

出典 Instagram

笠間焼の窯元 向山窯の特徴

向山窯では、常に10名以上の陶芸家たちが、社内の工房においてそれぞれの個性を発揮して作陶をしております。少数で精鋭な若手陶芸家たちが向山窯で活躍しており、国が認定する笠間焼伝統工芸士が向山窯には5名おります。そのうちの1名は、当時30歳で全国最年少の伝統工芸士に認定されました。弊社におきましては、造り手それぞれの個性が損なわれることがないように、一人ひとりが独立した仕組みを作っております。これにより個々の陶芸家においては、よりフレキシブルな活動が可能となり、自由な作陶の環境下で造形技術・知識・体験等、造るために必要なノウハウが他より特化していると自負しております。
また社内に陶芸家が多数在籍し、焼成する窯も大中小と6基を有し、作成の内容に応じて使用しておりますので、お客様から数万個単位のご注文があった場合でも、組織力として対応できるため、迅速で高品質・低価格なサービスをご提供することが可能であります。このように個と組織の二面性を兼ね備えた窯元であるということが、向山窯の最大の特徴であります。
今、弊社において特に力を入れているのが、業務用食器であります。専門店のレストランや料亭、旅館等、特に高級店と云われているお店は、他店との差別化を図るために日々努力を重ねております。その様な真剣勝負をしているお店との食器造りのコラボレーションでは、使い手本位のもの造りがいかに大切であるか大変勉強になります。その様なパートナーシップで得られる多くの経験は、自己満足にとどまらない喜びであります。
もの造りを始めて、まもなく半世紀を迎えようとしておりますが、極めて奥の深い険しい道のりで、なかなか満足のいくことはありません。これからもお客様お一人おひとりのご要望を、もの造りに生かし、より多くのお客様にご満足していただける窯元を目指して、様々なニーズにお応えできる様、さらなる精進をしてまいります。

出典 向山窯公式サイト
向山窯 笠間焼プラザ店

住所:茨城県笠間市笠間2290-4
お問い合わせ:0296-72-0194

Google マップ
Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

笠間焼の窯元 東風舎

笠間焼の窯元 東風舎の特徴

私達は伝統にとらわれず「新しく自由な陶器」を目指してきました。
丸く穴をあけた照明は近年の新しい建築にマッチして喜んでいただけるようになりました。
たまたま陶炎祭用に作ってみた陶画は、定番の作品となりました。
食器類にも新しい技法を取り入れて、少し奇抜でいて美しいものをと思い作ってみました。
東風とは春の雪解けの風・・・皆様の生活に夢と安らぎを運べるような作品を目指していきます。

出典 東風舎公式サイト
住所:茨城県笠間市笠間2192-3
お問い合わせ:0296-72-5205

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メルカリで購入出来る笠間焼

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