パントンチェアの魅力とは?ヴィトラ社が復刻したミッドセンチュリー家具の名作チェア

ヴィトラ Vitra社が復刻した 、ミッドセンチュリー家具のアイコン、Panton Chair パントンチェア

パントンチェアとは?パントンチェアの特徴

Verner Panton(ヴェルナー・パントン)による、自身の名を冠した20世紀を代表する名作Panton Chair(パントンチェア)。1960年にプラスティックの一体成型による革新的な技術によって誕生。美しい曲線は人の身体に沿うフォルムとなっており、半世紀以上たった現代でもプロダクトデザインの歴史に大きく刻まれています。

ロルフ・フェルバウムの存在無くして、生まれなかったパントンチェア

デンマーク出身のデザイナー、Verner Panton(ヴェルナー・パントン)がキャンチレバーのプラスチック製の椅子を開発したのは1950年代後半のことですが、当時その美しいデザインの椅子を製品化できる製造元はありませんでした。パントンのアイデアにもともと興味を持っていたVitra(ヴィトラ)社の創業者であるウィリ・フェルバウムは、息子のロルフとヴィトラの生産開発責任者であるマンフレッド・ディーボールドからの報告を受け、この椅子の製品化を決意します。そして1963年にヴィトラとヴァーナー・パントンは椅子の開発に取り掛かります。これは当時のプラスチックの技術において画期的な取り組みでありました。

人の身体に添ったカーブと素材の特性を活かした構造によって細部まで追求した機能性

パントンチェアと言えば、彫刻のように美しい曲線のデザイン。一見、不安定な構造に思えるかも知れませんが、人の身体に添ったカーブと素材の特性を活かした構造によって細部まで追求した機能性を兼ね備えており、荷重によってチェア本体が適度に撓ることで、想像を超えた座り心地を提供してくれます。ダイニングとしてはもちろん、書斎やオフィスなど、どんな場所にも適応し、ホームからコントラクト、オブジェ的なアクセントにも対応するミッドセンチュリーを代表する名作椅子、それがパントンチェアです。

Verner Panton ヴェルナー・パントン
1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を専攻した後に、巨匠アルネ・ヤコブセンの建築事務所で働く。55年には若干29歳で建築デザイン事務所を設立し、1957年に20世紀の名建築物の一つである「カードボードハウス」を設計。後に、スイスへと移住後には国やカテゴリーを問わず更に幅広い活躍を始め、生涯をかけて実に多くのメーカーと協同で名作の数々を残しました。

出典 楽天市場

注)コントラクトとは主として学校や病院、空港、図書館などの公共施設やレストランやレジャー施設、企業などの商業施設などで利用される椅子やテーブル、机などのこと。家具というより施設備品という意味合いが強いもので、機能性と耐久性が備わっているだけでなく、見た目のデザイン性も重要視される。

How Was it Made? The Panton Chair

How Was it Made? The Panton Chair

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ただ一人、信じる人がいれば道は開かれる

20世紀デザインのアイコン「パントン チェア」の歴史は、デンマーク人のデザイナーであるヴァーナー・パントンがプラスチック製のキャンチレバーチェアのアイデアを開発した1950年代後半にまでさかのぼります。 当時、この大胆なアイデアに躊躇するメーカーが多い中、ヴィトラの創設者ウィリー・フェルバウムは大変興味を持ち、息子のロルフ・フェルバウムと製品開発責任者マンフレッド・ディーボールトとともにヴァーナー・パントンの元を訪れたことが、製品化への長い道のりのはじまりとなります。

出典 Instagram

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「自分が好きな色の椅子に座れば、もっと快適なはず」ヴァーナー・パントン

型破りなアイデアや色使い、フォルムで知られているヴァーナー・パントン。彼のデザインを象徴する製品「パントン チェア」は、50年以上にわたり、パントンの色彩理論と時代のニーズに合わせて、様々なカラーで製造されてきました。2021年、新色が加わった7色のカラーバリエーション(ペールローズ、クラシックレッド、ボルドー、ディープブラック、グレイシャーブルー、ソフトミント、ホワイト)から、お気に入りの椅子を。

出典 Instagram

通販で購入出来るパントンチェア

ヴィトラ Vitra パントンチェア Panton Chair ポリプロピレン製のパントンチェア

現代まで進化し続ける名作

半世紀以上も愛され続ける世界初の一体成形チェア

Verner Panton(ヴェルナー・パントン)が、
自身の名を冠した20世紀を代表する名作Panton Chair(パントンチェア)が、
シート形状を最適化して、さらにカラーもリニューアルして新登場しました。

1960年にプラスティックの一体成型による革新的な技術によって誕生。
美しい曲線は人の身体に沿うフォルムとなっており、
半世紀以上たった現代でもプロダクトデザインの歴史に大きく刻まれています。

今回、パントンチェアのシート形状を現代のニーズに合わせてアップデート。
ダイニングチェアとして使いやすいように座面の高さとバックレストの角度を最適化し、
100%リサイクル可能なポリプロピレン素材を採用し、
今まで以上に現代にマッチしたスタンダードサイズのパントンチェアです。

出典 楽天市場

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ヴィトラとヴァーナー・パントンが「パントン チェア」の開発をスタートしたのは1963年。試行錯誤のうえ1967年に150脚の試作品が作られ、1968年ついに世界初のプラスチック製一体成形型キャンチレバーチェアの量産化に成功。当時、センセーショナルな出来事としてデザイン界に衝撃を与え、数多くの国際的なデザイン賞を受賞しました。当時のデザインを再現した、光沢のあるグロスラッカー仕上げを、現在「パントン チェア クラシック」として発売しています。レッド、ホワイト、ブラック、グリーンの4色からお好きな色を。

出典 Instagram

ヴィトラ Vitra パントンチェア クラシック Panton Chair Classic FRP素材のパントンチェア

現行のポリプロピレン素材とは異なる、オリジナルに相応しい光沢のラッカー仕上げ

1967年に最初の150脚のパントンチェアが作られましたが、製造費の高騰と複雑な工程のため大量生産には至りませんでした。その後、度重なる試作の末、1968年にはFRP素材に鋳型を使って成型する製造方法により、現在の「Panton Chair Classoc(パントン チェア クラシック)」の量産が始まりましたが、環境への問題や強度に問題が生じ、1979年には一旦生産が中止になってしまいます。やがて、1999年にポリプロピレン製へとリニューアルされましたが、こちらのクラシックモデルは、現行のポリプロピレン素材とは違い、新しいFRP素材を用いて光沢のラッカーで仕上げられた、まさに「オリジナル」に相応しい仕様となっています。

オリジナルの佇まいを現代技術で甦らせた歴史的に価値のある逸品

環境にも配慮したFRP素材と現代の最新技術によって、念願の復刻を果たしたクラシックモデルは、その堂々とした佇まいと艶やかな光沢を放つグロスラッカー仕上げ。マットなポリプロピレン製とは異なり依然として多くの手作業による仕上げが必要なモデルなので、価格こそ違っていますが、オリジナルの佇まいを現代技術で甦らせた歴史的に価値のある逸品となっています。

出典 Instagram

1999年にポリプロピレン製で復刻されたパントンチェアですが、環境への問題や強度の問題で艶のないモデルが生産されて来ました。個人的な好みから言えば、こちらのメイクバッチリ、シルクのドレスをまとったかのような艶のあるこのパントンチェア クラシックが推し、です!皆さんはどのパントンチェアが推し、でしょうか?

なんとも色っぽいパントンチェア クラシック!黒、赤、白、グリーン。4色とも欲しくなっちゃいますね!

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親子でおそろいの椅子を

「パントン チェア」のサイズを約25%縮小した「パントン ジュニア」。パントンチェアの素材や形状はそのままに、しっかりと身体を支え安定感のある子供用のチェアです。6色のカラー(ソフトミント、ホワイト、ペールローズ、クラシックレッド、ディープブラック、グレイシャーブルー)から選ぶことができます。

出典 Instagram

ヴィトラ Vitra パントン ジュニア Panton Junior ポリプロピレン製子供用パントンチェア

20世紀のデザインアイコンが
キッズサイズになりました

現代にマッチする新しいカラーバリエーションが登場

Verner Panton(ヴェルナー・パントン)による、
自身の名を冠した20世紀を代表する名作Panton Chair(パントンチェア)が、
愛らしいキッズサイズになり、カラーもリニューアルして新登場しました。

1960年にプラスティックの一体成型による革新的な技術によって誕生。
美しい曲線は人の身体に沿うフォルムとなっており、
半世紀以上たった現代でもプロダクトデザインの歴史に大きく刻まれています。

子供でも持ち運びし易く強度に優れたポリプロピレン素材と
スタンダードサイズにはない新鮮で
カラフルなカラーバリエーションも魅力の子供用パントンチェアです。

出典 Instagram

こちらも欲しい!でも手に入れるのが至難なSupremeとのコラボアイテム!

Supreme からミッドセンチュリー家具の名作チェア Panton Chair が登場
独特のフォルムに沿うように“Supreme”のブランドロゴが大胆にプリント

毎週末アパレルと同等かそれ以上にわれわれの購買意欲を刺激してくる〈Supreme(シュプリーム)〉のアクセサリーコレクションから、6月5日(土)に日本展開を迎える第15弾発売アイテムの目玉として、デンマーク人デザイナー Verner Panton(ヴェルナー・パントン)が1967年にデザインした名作チェア Panton Chair(パントンチェア)が登場する。

Panton Chairとは、スイスの家具ブランド「Vitra(ヴィトラ)」から発売された従来の椅子のような4本の脚がない世界初の完全一体型チェアで、1940~1960年代にデザインされた名作揃いのミッドセンチュリー家具の中でもアイコンと称される逸品。今回のコラボでは〈Supreme〉お得意のブランドカラーであるレッドに染め上げ、独特のフォルムに沿うように“Supreme”のブランドロゴが大胆にプリントされている。

価格は2,600ドルとのことだが、〈Supreme〉は海外展開のみのアイテムも多いので6月5日(土)まで詳細は不明。それまでに1998年公開の映画『Belly(血の銃弾)』で知られる監督 Hype Williams(ハイプ・ウィリアムズ)が手掛けた官能的なイメージビジュアルを下記からチェックしておこう。

出典 Hypebeast 公式サイト

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