目次
- 1 ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:ブラック FRP素材 グロスラッカー仕上げ
- 2 ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:レッド FRP素材 グロスラッカー仕上げ
- 3 ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:ホワイト FRP素材 グロスラッカー仕上げ
How Was it Made? The Panton Chair
これが欲しかったんです!艶のあるパントンチェア!ヴィトラ Vitra社が復刻してくれた 、Panton Chair Classic パントンチェア クラシックをご紹介します。
今日ご紹介するのはVitra社から発売されているパントンチェア、しかも艶のあるほう!
1999年にポリプロピレン製で復刻されたパントンチェアですが、環境への問題や強度の問題で艶のないモデルが生産されてまいりました。残念ながらあのデザインに艶なし素材では何とも色気がございません。ノーメイクでコットンのワンピースを着用した美女、といったところでございましょうか。まあ、好みもございますのでそれはそれでよろしいとは思いますが、こちらをご覧くださいませ!どちらがお好みでしょうか?私はやはりこちらのメイクバッチリ、シルクのドレスをまとったかのようなこのパントンチェアが断然好みでございます。
ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:ブラック FRP素材 グロスラッカー仕上げ
ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:レッド FRP素材 グロスラッカー仕上げ
ヴィトラ Vitra Panton Chair Classic パントンチェア クラシック デザイン:Verner Panton ヴェルナー・パントン カラー:ホワイト FRP素材 グロスラッカー仕上げ
Verner Panton(ヴェルナー・パントン)による、自身の名を冠した20世紀を代表する名作Panton Chair(パントンチェア)。1960年にプラスティックの一体成型による革新的な技術によって誕生。美しい曲線は人の身体に沿うフォルムとなっており、半世紀以上たった現代でもプロダクトデザインの歴史に大きく刻まれています。
ロルフ・フェルバウムの存在無くして、生まれなかったパントンチェア
デンマーク出身のデザイナー、Verner Panton(ヴェルナー・パントン)がキャンチレバーのプラスチック製の椅子を開発したのは1950年代後半のことですが、当時その美しいデザインの椅子を製品化できる製造元はありませんでした。パントンのアイデアにもともと興味を持っていたVitra(ヴィトラ)社の創業者であるウィリ・フェルバウムは、息子のロルフとヴィトラの生産開発責任者であるマンフレッド・ディーボールドからの報告を受け、この椅子の製品化を決意します。そして1963年にヴィトラとヴァーナー・パントンは椅子の開発に取り掛かります。これは当時のプラスチックの技術において画期的な取り組みでありました。
現行のポリプロピレン素材とは異なる、オリジナルに相応しい光沢のラッカー仕上げ
1967年に最初の150脚のパントンチェアが作られましたが、製造費の高騰と複雑な工程のため大量生産には至りませんでした。その後、度重なる試作の末、1968年にはFRP素材に鋳型を使って成型する製造方法により、現在の「Panton Chair Classoc(パントン チェア クラシック)」の量産が始まりましたが、環境への問題や強度に問題が生じ、1979年には一旦生産が中止になってしまいます。やがて、1999年にポリプロピレン製へとリニューアルされましたが、こちらのクラシックモデルは、現行のポリプロピレン素材とは違い、新しいFRP素材を用いて光沢のラッカーで仕上げられた、まさに「オリジナル」に相応しい仕様となっています。
オリジナルの佇まいを現代技術で甦らせた歴史的に価値のある逸品
環境にも配慮したFRP素材と現代の最新技術によって、念願の復刻を果たしたクラシックモデルは、その堂々とした佇まいと艶やかな光沢を放つグロスラッカー仕上げ。マットなポリプロピレン製とは異なり依然として多くの手作業による仕上げが必要なモデルなので、価格こそ違っていますが、オリジナルの佇まいを現代技術で甦らせた歴史的に価値のある逸品となっています。
人の身体に添ったカーブと素材の特性を活かした構造によって細部まで追求した機能性
パントンチェアと言えば、彫刻のように美しい曲線のデザイン。一見、不安定な構造に思えるかも知れませんが、人の身体に添ったカーブと素材の特性を活かした構造によって細部まで追求した機能性を兼ね備えており、荷重によってチェア本体が適度に撓ることで、想像を超えた座り心地を提供してくれます。ダイニングとしてはもちろん、書斎やオフィスなど、どんな場所にも適応し、ホームからコントラクト、オブジェ的なアクセントにも対応するミッドセンチュリーを代表する名作椅子、それがパントンチェアです。
Verner Panton(ヴェルナー・パントン)
1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を専攻した後に、巨匠アルネ・ヤコブセンの建築事務所で働く。55年には若干29歳で建築デザイン事務所を設立し、1957年に20世紀の名建築物の一つである「カードボードハウス」を設計。後に、スイスへと移住後には国やカテゴリーを問わず更に幅広い活躍を始め、生涯をかけて実に多くのメーカーと協同で名作の数々を残しました。
素敵なショップ、アトラクトさんのサイトから引用させていただきました。
いかがでしたでしょうか!なんとも色っぽいパントンチェア クラシック!黒、赤、白、3色とも欲しくなっちゃいますね!