開化堂の茶筒
日本で初めてブリキの茶筒を考案した京都の老舗、開化堂。京都、河原町六条から世界へ!世界中で大人気、開化堂の茶筒。茶葉を湿気から守り、保存する。そんな限られた用途を果たすためにたどり着いた形はシンプルで美しい、まさに機能美の極み。1875年、明治八年に英国から輸入された錻力を使って最初のモダンな茶筒を作った開化堂。その名前と共に日本の文明開化の象徴となった新しい試みだったわけです。今ではブリキ、銅、真鍮と素材は3種類あって、それぞれ使い込むことによって「手擦れ」により変化する風合いが魅力。イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバートミュージアムのパーマネントコレクションにも認定され、海外での評価はうなぎのぼり!日本で初めてブリキの茶筒を考案した京都の老舗、開化堂。その魅力と通販で購入出来る開化堂の茶筒ご紹介します。
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開化堂の茶筒の特徴と魅力
京都「開化堂」は、明治八年創業の日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗です。
夢と希望を抱く人々の新しい創造への活気が漲っていた文明開化の明治八年。開化堂は、英国から輸入された錻力を使い、それまでにない丸鑵の草分として創業しました。以来、一貫した手づくりで、一世紀を過ぎた今もなお、百三十余もの細かい工程を経ながら、初代からの手法を守り続けております。
手の納まりが良く、取扱いのしやすい大きさで、内容量も手ごろです。
蓋と胴の継ぎ目同士を合わせるとすうっと蓋がゆっくり落ちていき、缶の中の空気を排出しながら閉まります。また、精密な二重構造による高い気密性により湿気を呼びにくい作りになっております。開化堂の茶筒は、鑵本来の渋い美しさを楽しめる生地物(地肌を生かした塗装のない茶筒)で、材料特有の絹にも似た手触りと、まろやかな光沢が使うほどに深まっていきます。蓋を茶筒の口に合わせると、おのずとすーっとしまる精密さは、手づくりならではのものです。
用と美を兼ね備えた、開化堂の茶筒。
開化堂の茶筒は、100年以上前から同じ工程、同じ作り方でひとつひとつが手づくり。高い気密性を誇り、食材などを湿気から守り保存することができます。高い気密性から、上蓋を閉める際に手を離すと蓋がゆっくりと閉まっていく独特の動きをします。用と美を兼ね備えた「茶筒」。簡素であるとともに、実用性があり、どなたの暮らしにもあう美しさがあります。
時とともに美しく。
時を経て増す美しさは「茶筒」の魅力のひとつです。毎日、手のひらで筒全体を丁寧になでていくと、使い始めて数日から数週間で変化が現れ、時を追うごとに色合いが変化し、味のある光沢やツヤが出てきます。それは使う人とともに過ごした年月の積み重ねであり、その人の日々の暮らしを映し出す鏡のようなものと言えるかもしれません。その美しさは、使う人の愛情によって引き出されるのでしょう。 新品の状態から、銅なら2~3週間、真鍮なら約1ヵ月、錻力(ブリキ)なら約半年~1年で色の変化が現れはじめます。時間をかけて生み出される美しさ。それは、使う人やその家族の歴史を物語っています。
100年経っても変わらぬ性能。
精密な機能を持つ開化堂の「茶筒」は、ひとつひとつが手づくりの品。職人の技と感覚がさえわたる逸品です。130余りにもおよぶ工程を経て茶筒はつくられます。優れた気密性を確認できるのは、ふたを閉じるとき。ふたと胴の継ぎ目同士をあわせると、筒の中の空気をゆっくりと外へ排出しながら、音もなくふたが自然に落ちていきます。この高い気密性は100年経っても変わりません。万が一、へこんだり傷ついたりしても、修理することでその効果が再び得られます。写真右側の茶筒は、約100年使われているもので、今でも実用性を失っていません。
出典 開化堂公式サイト
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茶筒の蓋がすーっとしまる精密さ
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開化堂の茶筒作りのことがよくわかるこちらの動画、ぜひご覧ください。
茶筒職人 石場 亮輔 | 明日への扉 by アットホーム
創業明治8年(1875年)。日本で一番古い歴史をもつといわれる手作り茶筒の老舗「開化堂」。創業以来、変わることなく受け継がれている技術、茶葉の品質を守る気密性、使いやすさ。素材の金属と向き合う日々を送る若き職人を紹介します。
通販で購入出来る開化堂の茶筒
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